とある証券投資のセミナーにて、「株はイオンで買えますか?」という質問があったそうてすが、株はイオンでは買えません!(イオン「銀行」なら投資信託の購入は可能です)
NISAで購入する株や投資信託は証券会社で買うことになります。
この記事では、「NISAって何?」「株ってどこで買えばいいの?」「誰に相談したらいいの?」といった疑問を持っている人向けに、主に証券会社の選び方を解説します。
前提①:手数料の最小化を目指す
手数料は運用に対してマイナスの影響しか及ぼさないので、極力少なくするのが鉄則です。
手数料を分類すると、主に「商品に対する手数料」と「証券会社に支払う手数料」に分類されます。
商品に対する手数料
商品に対する手数料問題はNISAの「つみたて投資枠」を選択した段階で解消している。
【補足】
NISAの詳しい制度内容については、金融庁の「NISA特設ウェブサイト」をご参照ください。
なぜなら、NISAの「つみたて投資枠」で購入できる投資信託は金融庁の厳格な基準でふるいにかけられているからです。
厳格な基準の一例を示すと、
・販売手数料は0円
・信託報酬は一定以下(国内株式型0.5%以下/海外株式型0.75%以下程度)
・毎月分配金ではない
要するに、長期・積立・分散投資に適した商品をあらかじめ金融庁が選別しています。
NISAに選ばれた商品はそもそもが低コストの商品です。そこで迷うよりも、少しでも早く始めて、長く続けることが何よりも重要です。
長く続けることがなぜ重要なのか、言い換えると、なぜ金融庁が「長期・積立・分散投資」に適した商品をあらかじめ選別したのか。
以下の画面はiDeCoのシュミレーションですが、20歳から月に1万円の積み立てを40年間継続すると、2000,万円になり、2000万円問題は長く続けるだけで解決するんです。利回りは世界最大規模を誇るGPIFが採用している3%で計算
補足
GPIFとは、「Government Pension Investment Fund」の略称で、年金積立金管理運用独立行政法人のことです。日本の公的年金を管理する組織であり、世界最大の年金運用機関です(第二位はノルウェーの政府年金基金)
証券会社に支払う手数料
まず結論から言うと、NISA口座を開くならネット証券一択です。
理由は以下の3つです。
手数料が安い(もしくは無料)
取扱商品のラインナップが多い
アプリやサイトが使いやすい
銀行や対面型証券でもNISA口座は開けますが、
窓口でのサポートがある分、手数料や商品制限が多いことがデメリットです。
結論①:ネット手続きに抵抗なければSBI証券一択
なんと言っても口座数ナンバーワン。分からないことはネットで調べれば大概出てきます。迷ったらSBI証券から始めましょう。
ネットリテラシーがあれば、さらに踏み込んでポイント投資を検討してもいいかもしれません。楽天経済圏、Vポイント経済圏の住民であれば、さらにお得にNISAを始まることができます。
詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
※記事のリンクを貼るが、iDeCoの記事同様に内容は書かない。
【関連記事】
実際の運用結果に関するデモ記事はこちら → 2025年10月の投資記録
結論②:少しでも分かりやすい画面がいいなら楽天証券
ユーザーインターフェースに定評のある証券会社
結論③:ネット手続きに抵抗あるならセゾン投信
「つみたて王子」と呼ばれていた会長の中野さん退任後も顧客離れが起きていないのは、信頼されている証。
ファンドが3つしかないので非常にシンプルで、迷いようがありません。
その中の一つであるセゾン・グローバルバランスファンドは、「個人投資家が選ぶ!Fund of the year 2024」の総合部門で堂々の8位にランクインする商品です。
商品数が少ないので、窓口に問い合わせでも戸惑うことはないはずです。オペレーターの人から「株式ですか?投資ですか?ETFですか?」なんて矢継ぎ早に質問されることもないと思います。商品、3つだけですからね。
結論①②③の「まとめ」と「参考になる本」
まとめ
SBI証券→総合力ナンバーワン(王者の風格)
楽天証券→インターフェースに定評あり(全体的にシンプル)
セゾン投資→とにかく丁寧な顧客対応(少数精鋭の商品数で迷う余地なし)
参考になる本
『積立投資のすべて』(パンローリング株式会社、星野泰平)
『敗者のゲーム』(パンローリング株式会社、チャールズ・エリス)
『インデックス投資は勝者のゲーム』(日本経済出版社、ジョン・C・ボーグル)

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